(前回の続きです)
テスト焙煎は手焙煎で。
ちょっと手間ですが、テスト焙煎では焙煎機を使わずに、
胡麻を煎るホウロクのような器具を使って、手で焙煎しています。
生豆40gで焙煎できるので、失敗しても損失が小さいことがメリット。
いろんな焙煎を試みることができます。
コツさえつかめば思いのほか焙煎をコントロールできます。
本格的な焙煎機のように焙煎温度のモニタリングはできませんが、
焙煎の進行具合、ハゼ具合、煙の具合も観察しやすいです。
手廻しのサンプルロースターを使った自家焙煎店で
立派なコーヒーを出しているところもあるので、
本格的な焙煎機じゃなくとも侮れません。
普段は最新鋭と言っていい焙煎機を使用していますが、
手で焙煎するほうが「焙煎の感覚」が分かり易いと思っています。
お米を炊くときに、炊飯器に任せてばかりでなく、
鍋&直火で炊くほうが、炊飯という行為を理解しやすいことと同じように。
(強引なこじ付けでしょうか。。)
初めての豆は手焙煎でテストするのには、こういった理由もあります。
(つづく)