先日、知人から突然電話もらい
「鳥取から岩カキと水イカを持ってきたので晩酌しませんか?」
とお誘いいただいた。
もちろん二つ返事で「日本酒もって行きます」。
見事な
岩カキ。
水イカしろイカのイカソーメンは出汁で食べる。
あご竹輪も美味い。
持参したお酒は「
スーパーくどき上手 純米大吟醸 改良信交 精米歩合30%!」です。
感想はというと、
お酒は吟醸香が高く綺麗な味。
まさに純米大吟醸って味でしたが、
岩カキの複雑味(?)には相性がいいとは言えないかな。
香りが綺麗過ぎて、カキの後味と混ざり合わない感じ。
食前酒、食後酒として柚子胡椒を舐めながら飲むほうがよかった。
日本酒は独立した嗜好品ではなく、食事とセットで味わうもの
というのが私の持論です。
「好きなお酒(銘柄)は何ですか?」と聞かることがあるけど、
何と食べ合わせるのか分からないから、答えようがないんです。(←ポテトサラダばかり食べてるくせに!)
珈琲の場合は独立した飲み物としても成立しますが、
甘いものと合わせるのも楽しい。
意外とどら焼きと珈琲の組み合わせても結構いけます。
悪い例を言えば、
当店で扱っているパナマSHB(ドンパチ農園)は
ほのかな酸味と上品な香りを残すように焼いていますが、
どっしりとしたガトーショコラと食べ合わせると、
せっかくの上品な香味がかき消されるでしょう。
じゃあ、何が正解なの?というと
ある程度のセオリーはあるにしても、
やっぱり、いいお酒(珈琲)を普段から飲んで
味覚トレーニングすることがええんとちゃうかな?
と考えています。
PS
くどき上手はどれを飲んでも香り高いお酒で蔵元の方向性を感じます。
私の嗜好と必ずしも一致しませんが、方向性が一貫していることは高評価です。
銘柄名通り女性を口説くにはもってこいですね。