ひと昔(20年前くらい)の日本酒の本を読んでいると、
精米歩合は高ければ高いほど良いように書かれています。
ちょうどYK35が全盛期の頃と思います。
そのころは精米歩合80%の純米酒なんか見向きもされなかったと想像できます。
私の勉強する限りでは神亀が最初に精米80%の酒を世に出した後、
秋鹿やこの王禄といった米作りに力を入れている酒蔵から
同様の酒が作られるようなった様子です。
特徴としては、
・純米であること。
・いい米を使って、丁寧に作っているので精米80%と言えどもいたずらに安くはない。
・米の旨みをアピールするために無ろ過&原酒で仕上げている。
・芳醇であるがキレのある酒質。
といったところですかね。(←かなり憶測です!)
さて、この「王禄 純米 山田錦八〇 生原酒」ですが、
・東出雲町産山田錦の精米80%
・20BY
・四合瓶で1500円くらい
開栓1日目はちりちりと微々発泡しており、ほんまにフレッシュな味わいです。
ブラインドで飲んだら80%とは気づかないでしょう。綺麗な酒です。
燗では試しませんでしたが、せっかくなので冷やして(雪冷え)飲んだほうがいいのではないかと思います。
実際は燗を試す前に飲み切ってしまいました。。。
普段は熟成感のある酒が好きですが、夏場はこのようなフレッシュな酒も美味しいです。
PS
シンプルな「ナスの塩もみ」と一緒に賞味しました。
半月の形で薄く切ったナスを塩もみするだけですが、
仕上げに洋カラシを少し振ると上品な味わいになしますわ。